2021-04-23 第204回国会 衆議院 外務委員会 第10号
内閣府では、その運営に資する助成といたしまして、生存者等による体験の語り伝え、対馬丸等の関連資料を収集、展示する特別展の実施、学校等と連携して行う平和学習の推進につきまして、平成十四年から沖縄県を通じて補助を実施しています。令和三年度は、約二千万の予算を計上しているところでございます。
内閣府では、その運営に資する助成といたしまして、生存者等による体験の語り伝え、対馬丸等の関連資料を収集、展示する特別展の実施、学校等と連携して行う平和学習の推進につきまして、平成十四年から沖縄県を通じて補助を実施しています。令和三年度は、約二千万の予算を計上しているところでございます。
そういう戦時体制下で起きたのが、戦争の足手まといになる老幼婦女子を排除して、軍人の食糧確保の目的で強制的に疎開船に乗せ、疎開先へ向かう途中、米軍の魚雷攻撃で沈没した学童疎開船対馬丸等の惨事であり、本土出身兵士が理解できない沖縄の方言を使用する者はスパイとして処分せよという命令であり、空腹と恐怖で泣き叫ぶ乳飲み子を、敵に居場所を知られるから黙らせろと命じて絞め殺したことであり、住民が隠れている洞窟や墓
ここでちょっと注を入れますと、沖縄では一般住民の死者の中でいわゆる戦争協力者、使役に出た者、道案内をした者、こうを提供して死んだ者、それから食料を提供して死んだ者、対馬丸等も含めて、約十万のうち五万は軍人軍属以外で補償されています。したがってここのところは、沖縄を除いて五十万のうち三十万とすればほぼ二十万という数が出るかもしれません。
この問題につきましては、いわば先ほどの対馬丸等の例で理由がそれぞれあったように、栄丸とか赤城丸、嘉義丸の場合には、むしろそういう軍人軍属等という特別な身分関係にないという場合の問題であろうかと思います。
さらに沖繩の場合におきましては、対馬丸等のような問題がございまして、それぞれの措置をいたしてまいりました。したがって、その余の問題につきましては、全国民共通の公平の見地から対象とすべきものではないというふうな見解をとっておるのでございます。